人が変わるのは、こんな時。
「変わりたい」
そう思っているのに、なかなか変われない。
片付けられるようになりたい。
今の仕事を変えたい。
もっと自分のために時間を使いたい。
何か新しいことを始めたい。
でも、いざ動こうとすると、
「私には無理かも」
「そんなに簡単には変われないよね」
「もっと劇的に変わらないと意味がないんじゃない?」
そんなふうに感じることって、ありませんか?
今日は、そんな「変わりたいけど動けない」という人に向けて、私が最近改めて感じていることを書きたいと思います。
人は「激変」を見てしまう
SNSを見ていると、
「たった○ヶ月で人生が変わりました!」
「これをやったら、こんなに変わりました!」
という、いわゆる「ビフォーアフター」をよく見かけます。
もちろん、実際に大きく変化する人はいます。
整理収納でも、プロが入って1日、2日で家が劇的に変わることがあります。
仕事でも、ある時期から一気に売上が伸びたり、急に注目されるようになったりする人がいます。
だから、「激変」そのものが嘘というわけではありません。
ただ、私が最近すごく思うのは、
その「激変」の前に何があったのか?
ということです。
激変する前には、必ず「見えていない時間」がある
整理収納の仕事をしていたとき、お客様からご依頼をいただいて、1日で家が見違えるほど片付くことがありました。
でも、そのお客様は突然、
「よし!今日プロに頼もう!」
となったわけではないんですよね。
その前に、
本を読んでみたり。
収納グッズを買ってみたり。
自分なりに片付けてみたり。
「これじゃない」
「やっぱりうまくいかない」
「どうしたらいいんだろう」
と、たくさん試行錯誤している。
そして最後に、
「もう自分では無理だから、プロにお願いしてみよう」
となる。
つまり、写真に写っている「1日」は激変だけれど、その前には、その人なりの長い時間があるんです。
仕事も同じです。
以前、すごいなと思っていた経営者の方がいました。
表面上だけを見ると、4〜5年前くらいから突然現れて、そこからものすごい勢いで事業を伸ばしているように見えたんです。
「この人は才能が違うのかな」
「私とは頭の構造が違うのかも」
なんて思っていました。
ところが、よく話を聞いてみたら。
その前の7〜8年間、コツコツとブログを書いたり、セミナーをしたり、勉強したり。
ずっと積み重ねていたんです。
私が「すごい!」と思って見ていたのは、花が咲いた後。
でも、その人には、その前に7〜8年という土台づくりの時間があった。
ただ、それが表面からは見えていなかっただけなんですよね。
「私には無理」と思うのは、途中を飛ばして見ているからかもしれない
成功している人を見ると、
「この人は最初からすごかったんだ」
と思ってしまうことがあります。
でも、実際にはそうじゃない。
最初にやっていることって、意外と地味です。
本を読む。
ブログを書く。
セミナーをする。
人に会う。
試してみる。
失敗する。
またやってみる。
一日一日やっていることだけを見たら、
「え、こんなことをやっていたの?」
くらいのことだったりする。
でも、それを積み重ねた先に、ある時「変化」が目に見える形で現れる。
だから、
「いきなり大きな結果を出せる人」と「自分」は違う
と思わなくていいんじゃないかなと思うんです。
人間、一日にできることなんてたかが知れている
私がタイムコーディネート手帳(※)でもお伝えしているのが、
「振り返ること」
「余白をつくること」
「自分のログを取ること」
です。
これをやっていくと、だんだん分かってくるんですよね。
1日でできることなんて、そうそう多くない。
人間のキャパなんて、たかが知れています。
いきなりものすごいことをやろうとしても、そんなにできないんです。
だったら、
「自分ができる範囲で、未来に近づくために何をする?」
を考えて、やる。
結局、これしかないんですよね。
だから私は、
「コツコツできる人が強い」
と思っています。
小さな変化を、過小評価しない
そして、もう一つ大事なのが、
小さな変化を過小評価しないこと。
これ、ものすごく大事だと思っています。
例えば、片付け。
「1日5分、10分片付けたところで何が変わるの?」
って思うこと、ありませんか?
確かに、1回5分やっただけでは、家は劇的には変わらないかもしれません。
でも、それを毎日やったら?
5分×365日で、約30時間。
10分なら、約60時間です。
それだけの時間を、暮らしを整えるために使ったら。
そりゃ、変わりますよね。
1回の5分は小さい。
でも、「毎日の5分」になったら、全然小さくない。
ダイエットだって同じです。
私自身も今、挑戦中なので偉そうなことは言えないんですが(笑)
今やっているのは、水を飲むことと、できるタイミングで歩くこと。
これだけで一気に10kg減るわけではありません。
でも、
「今の状態をこれ以上悪化させない」
という意味では、十分意味がある。
そこから、できることを少しずつ増やしていけばいい。
小さな一歩を「こんなの意味ない」と切り捨てないこと。
それが大事なんじゃないかなと思っています。
人が変わるのは、「考え方が少し変わった時」なのかもしれない
最近、私の講座の受講生さんが、
「優先順位が低いものが、バカバカしくなってきた」
と話してくれました。
これって、一見すると「激変」ではないんですよね。
何か大きなことをしたわけでもない。
ただ、
「これに時間を使うの、なんかバカバカしいな」
と思うようになっただけ。
でも私は、こういう瞬間こそ、人生の分岐点なんじゃないかと思っています。
なぜなら、その気づきによって、
「じゃあ、これからどうする?」
という選択が変わってくるから。
使う時間が変わる。
選ぶものが変わる。
行動が変わる。
そして、その小さな変化が積み重なって、後から振り返ったときに、
「あの時から変わったんだな」
という大きな変化になる。
「あの時」が、実は始まりだった
今振り返ると、
「あれが最初だったんだ」
と思うことってありませんか?
たった一冊の本だったり。
誰かに言われた一言だったり。
たまたま見た投稿だったり。
「ちょっとやってみようかな」
と思った小さなきっかけだったり。
その瞬間は、人生が変わったなんて思わない。
でも、そこから少しずつ行動が変わって、考え方が変わって、選択が変わって。
何年か経って振り返ったときに、
「そういえば、あそこからだったな」
と気づく。
だから私は、
小さな変化を、ちゃんと「変化」として受け取ること
が大事なんじゃないかなと思っています。
激変を求めすぎると、逆に動けなくなる
「一気に変わりたい」
という気持ちは、もちろん分かります。
私だってそうです(笑)。
でも、「簡単に激変できる」と思ってしまうと、逆に危ないこともある。
ダイエットでも、
「この薬さえ飲めば」
「これをするだけで」
というものがありますよね。
仕事でも、
「これを受講すれば簡単に稼げます」
というものがあります。
もちろん、何かを使うことで変化が早くなることはあります。
でも、
「お金さえ払えば、自分は何もしなくても変われる」
というマインドになってしまうと、私は危ないと思っています。
変化って、結局は自分がやるものだから。
未来を変えるために、自分は今日何をするのか。
それが大切なんだと思います。
変わりたいなら、「今日できる小さな一歩」を
今、何かを変えたいと思っている人へ。
片付けたい。
仕事を変えたい。
もっと自分の時間を持ちたい。
何か新しいことを始めたい。
そう思っているなら、
いきなり大きなことをしなくてもいいんです。
本を1ページ読む。
5分だけ片付ける。
10分歩く。
気になっていたことを調べる。
誰かの話を聞いてみる。
自分の時間の使い方を振り返ってみる。
「毎日やっても、こんなの意味ある?」
と思うくらい小さくてもいい。
むしろ、そのくらいでいい。
そして、
小さな一歩を積み重ねた人が、結局いちばん強い。
大きな変化は、確かに目につきます。
でも、その大きな変化だけを見ないこと。
その前にある「下積み」や「コツコツ」を見る。
そして、自分自身の小さな変化も見逃さない。
そうすると、
「私もいけるんじゃない?」
って、少しずつ思えるようになる。
人生って、案外そういうところから変わっていくんじゃないかなと思います。
もし今、
「これを続けていて本当に意味があるのかな?」
と思っていることがあるなら。
一度、振り返ってみてください。
それは本当に、自分が望む未来につながっている?
もしつながっているなら、今日も小さな一歩を。
もし違うなら、やめるという選択をしてもいい。
大切なのは、
「変わりたい」と言いながら何もしていない状態から、一歩だけ動くこと。
その一歩が、あとから振り返ったとき、
「あれが始まりだったんだ」
と思える日が来るかもしれません。
※コツコツ積み重ねるための計画のお供に・・・タイムコーディネート手帳、おすすめです♪

この記事を書いた人

井野ともみ
千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー
タイムコーディネーター
モノの整理×時間の整理で
人生を選んでいく暮らしについて発信中です。

メルマガ毎週金曜日20時配信中!ご登録はこちらから♪


