変わりたいのに動けない。そんな時は小さな一歩から
「変わりたい」と思っているのに、なかなか動けない。
そんなこと、ありませんか?
前回は「変化」をテーマにお話ししました。
今回は、その変化を起こすための「最初の一歩」について。
変わりたい気持ちはある。
でも、怖い。
失敗したらどうしよう。
そんなふうに考えているうちに、結局何も始められない。
実は私自身も、そうでした。
最初から「大きな変化」をしようとしなくていい
最初の一歩が怖くなるのは、
「変わるなら、大きく変わらなくちゃ」
と思っているからかもしれません。
例えば、何かの資格を取ろうと思ったとき。
「資格を取るなら、ちゃんと仕事にしなくちゃ」
と最初から考えてしまったら、かなりハードルが高くなります。
資格を取ってみたら、
「あれ?思っていたのと違うかも」
となることだってあります。
最初から、絶対に成功させる未来を見据えなくてもいい。
そう考えると、一歩が踏み出しやすくなりませんか?
私が整理収納アドバイザーになった最初の一歩
私が整理収納アドバイザーになったきっかけも、最初から
「これを仕事にする!」
と決めていたわけではありません。
当時、私は倉庫でパートをしていました。
子どもが小さかったので、時間の融通が利くその仕事はとてもありがたかった。
でも、ふと考えたんです。
「このまま何もしないで5年、10年経ったら、私はどうなっているんだろう?」
ちょうどコロナ禍で、仕事もストップ。
考える時間がたくさんできました。
「何かしたい」
「何か変えたい」
でも、何をしたらいいのかわからない。
そこで、まず本を読み始めました。
それまであまり本を読んでいなかったのですが、時間もあったので、とにかく読んでみる。
自己啓発や哲学的な本にも触れて、
「考え方を変えるって大事なんだな」
「もっとやりたいことをやってもいいのかも」
そんなことを少しずつ考えるようになりました。
そして手帳を買って、自分の時間を見直してみたり。
住宅展示場にも行きました。
「何か家に関わる仕事ってないかな?」
と、目的もはっきりしないまま、いろいろ見たり聞いたりしていました。
でも、そうやって動いているうちに、
「私、やっぱり家が好きなんだ」
「間取りを見るのが好き」
「人の暮らしを考えるのが好き」
ということが、だんだん見えてきたんです。
そして、その先に「整理収納アドバイザー」という資格が見つかりました。
「なんかしたい」のアンテナを潰さない
ここが、すごく大事だと思っています。
人は、
「なんかしたい」
と思っても、すぐにその気持ちを潰してしまうことがあります。
「でも、今でも幸せだし」
「私には無理だよ」
「大変そうだし」
「そんなことやって何になるの?」
「今さら遅いよね」
そんなふうに。
でも、「なんかしたい」という気持ちが出てきたら、まずはそのままにしておいてほしい。
私はこれを「アンテナを張る」という感覚で考えています。
「なんかしたい」というアンテナを立てておく。
すると、今まで見えていなかったものが見えてくる。
私の場合は、本を読んだり、手帳を使ったり、住宅展示場に行ったり、ブログを読んだり。
そうやっていろいろな情報を集めているうちに、
「整理収納アドバイザー」
というものにアンテナが反応したんです。
もし最初の「なんかしたい」を、
「まあ、今のままでいいか」
と全部潰していたら、そこには辿り着かなかったと思います。
やってみないと「違う」こともわからない
そして、資格を取ったあとも、ずっと試行錯誤でした。
カフェでセミナーをしてみたり。
イベントに出店してみたり。
いろいろなことをやってみました。
でも、やってみると、
「これはできるけど、私がやりたいのはちょっと違うな」
ということが出てくる。
整理収納アドバイザーとして、人前でセミナーをすることもできる。
でも私は、たくさんの人に一度に伝えるより、
「マンツーマンで、その人と深く話したい」
という気持ちが強かった。
そうやって、
「こっちじゃない」
「じゃあ、こっちかな」
と試行錯誤していく。
その繰り返しで、少しずつ自分のやりたいことが明確になっていきました。
だから、最初から正解を選ばなくてもいいんです。
やってみないと、「違う」ということすらわからないから。
一歩踏み出すために、不安を書き出してみる
もちろん、何かを始めるときには不安があります。
お金がかかる。
時間が必要。
失敗したらどうしよう。
周りに何て言われるだろう。
私も何か始めるときは、不安になることがあります。
そんなときに私がよくやるのが、
「何がそんなに不安なの?」と書き出すこと。
頭の中で考えていると、ものすごく大きな不安に感じるんですよね。
でも、書き出してみると、
「……あれ?結局、お金のことだけ?」
となったりする。
そして、
「やってみなきゃわからないじゃん」
となることも多い。
もちろん、何をするにもリスクはあります。
だからこそ、
「もし違ったらやめればいい」
くらいに考えておく。
やり始めたら、絶対に最後まで続けなければいけないわけではありません。
「違ったからやめる」
も、立派な選択です。
そう思えると、最初の一歩はずっと軽くなります。
周りに話してみるのも、一歩を踏み出す力になる
もうひとつ、私が大切だと思っているのが、
「やりたいことを周りに話す」こと。
家族には自分がなぜやりたいのかをきちんと話しました。
すると、意外にも応援してくれた。
「じゃあ頑張って」
「その間、子ども見てるよ」
そんなふうに。
近くにいる人が味方になってくれると、次の一歩を踏み出しやすくなります。
そして、自分から
「これをやりたい」
と言葉にすることで、自分自身にも少しプレッシャーがかかります。
理由なく「やっぱりやめた」と簡単には言いづらくなる。
でも、それも悪いことではありません。
自分で「やってみる環境」を作るということだから。
また、場合によっては反対されることもあるかもしれません。
ですが、反対されてもきちんと伝わるように話すことは
自分の気持ちの整理にもなります。
コミュニケーションにもつながります。
まずは恐れず、正直な気持ちを話すことを試して欲しいと思います。
人生は「いつか」だけではなく、「今」も大切
「もう少し時間ができたら」
「もう少し余裕ができたら」
「もう少し子どもが大きくなったら」
そうやって先延ばしにしてしまうことってありますよね。
もちろん、今はできないことを将来の楽しみにするのも素敵なことです。
でも、先延ばしにしすぎると、
「その頃、自分は元気かな?」
という話にもなります。
世界一周がしたいなら、今すぐ世界一周じゃなくてもいい。
まずは沖縄に行ってみる。
大きな夢じゃなくてもいい。
今の自分ができる範囲で、少しだけ「やりたい」を叶えてみる。
それだけでも、人生の彩りは変わってくると思います。
やりたいことができるって、本当に幸せなことだから。
その気持ちに蓋をしてしまうのは、やっぱりもったいない。
「変わりたいのに動けない」ときこそ、小さく始めよう
変わりたいのに動けないときは、
いきなり大きく変わろうとしなくていい。
本を1冊読む。
気になる人の発信を読んでみる。
メルマガに登録してみる。
手帳を買って、自分の時間を見直してみる。
気になる場所に行ってみる。
家族に「こんなことをやってみたい」と話してみる。
そんな小さなことでいい。
そして、その一歩を踏み出した自分を、まずは認めてあげる。
一歩進んだら、また次の一歩が見えてくる。
やってみて違ったら、方向を変えてもいい。
止まってもいい。
やめてもいい。
でも、
「なんかしたい」という自分の気持ちを、最初から潰さないでほしい。
その小さな「なんかしたい」が、もしかしたら人生を変える最初のアンテナになるかもしれないから。
私自身も、振り返ってみれば、
「本を読む」
「手帳を買う」
「住宅展示場に行ってみる」
そんな小さな一歩から始まりました。
今思えば、あの小さな一歩が、人生を変えるきっかけだったんだなと思います。
もし今、
「本当はやりたいことがあるんだけど……」
と止まっているなら。
まずは今日できる、小さな一歩をひとつだけ。
そこから始めてみませんか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
この記事を書いた人

井野ともみ
千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー
タイムコーディネーター
モノの整理×時間の整理で
人生を選んでいく暮らしについて発信中です。

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