続けるために必要なこと

「今年こそ運動を続けよう」
「毎日片付けよう」
「朝活を習慣にしよう」

そう思って始めたのに、いつの間にかやらなくなっていた。

そんな経験、ありませんか?

私自身も、今まで何度もありました。

「やろうと思ったのに続かなかった」
「またできなかった」
「私って根性がないのかな」

以前は、そんなふうに考えていました。

でも、タイムコーディネートや手帳を通して、自分の時間や行動を振り返るようになってから、少し考え方が変わりました。

続けるために必要なのは、根性や意志の強さだけではない。

むしろ大切なのは、

「振り返ること」

なんです。

「振り返り」が反省会になっていませんか?

振り返りというと、

「今日はこれができなかった」
「またサボってしまった」
「もっと頑張らなきゃ」

そんな反省会になってしまうことがあります。

私も以前はそうでした。

やろうと思ったのにできなかった。

↓

「また私、できなかった」

↓

「本当に意志が弱いな」

↓

「でも、やらなきゃ」

……と、ひたすら自分を奮い立たせる。

でも、これではなかなか続きません。

そこで大事にしてほしいのが、

「自分の感情を振り返る」こと。

まずは、

「嫌だった」

を、そのまま受け止めていいんです。

「嫌だった」は、悪いことじゃない

私たちの世代は、子どもの頃から

「学校に行きたくない」

と言えば、

「そんなこと言ってないで行きなさい」

と言われることが多かったと思います。

だから、「嫌だ」と思うこと自体を、悪いことのように感じてしまうことがあります。

でも、

嫌なことは、続きません。

これは当たり前なんですよね。

だから「嫌だった」という感情は、無視するものではなくて、自分を知るための大切なデータなんです。

「続かなかったな」

で終わるのではなく、

「なんで続かなかったんだろう?」

「何が嫌だったんだろう?」

「どこで面倒になったんだろう?」

と、一段掘ってみる。

すると、自分の「続く条件」が見えてきます。

私がジムを続けられなかった理由

例えば、私は以前、運動習慣をつけたくてジムに通っていました。

でも、続かなかった。

そこで、

「なんで私はジムに行かなくなったんだろう?」

と振り返ってみました。

距離は、そんなに遠くありません。

でも、

「いつでも行っていい」

というシステムだったんです。

予約もいらない。

いつ行ってもいい。

すると逆に、

「今日はいいか」
「またいつでも行けるし」

となってしまった。

そしてもう一つ。

行っても、あまり気分が上がらなかったんです。

淡々と運動して、淡々と帰る。

「だったら家でやってもいいんじゃない?」

という感じでした。

そこで私は、別の方法を探してみました。

そして見つけたのがピラティス。

グループレッスンなので、先生が一人ひとりを見てくれるのですが、その先生がものすごく褒め上手だったんです。

体験に行って、初めて気づきました。

「私、褒められたかったんだ!」

そして、もう一つ。

そこはジムより遠かったのですが、電車に乗って「ちょっと街に出る」という感覚がありました。

レッスンの前後に街を歩いたり、秋物の洋服をちょっと見たり。

買い物をしなくても、それだけで気分が上がる。

つまり私の場合、

「近いから続く」

ではなかったんです。

「ちょっとお出かけする感じが楽しい」

「褒めてもらえるのが嬉しい」

そんなことが、続けるためのフックになっていた。

運動習慣とは、一見関係なさそうなことですよね。

でも、私にとってはそこが大事だったんです。

行動する目的は「自分のデータを集めること」

もちろん、最初からそんなことが分かっていたわけではありません。

実際にジムに行ってみた。

続かなかった。

ピラティスの体験に行ってみた。

楽しかった。

そうやって行動していく中で、

「私は何が嫌なんだろう?」

「何なら続けられるんだろう?」

「何をすると気分が上がるんだろう?」

という自分のデータが集まっていきました。

だから、何か新しいことを始めるとき、

最初から「これを続けなきゃ」と思わなくてもいい。

まずはやってみる。

そして、

「私はこれ、続くかな?」

という視点で自分を観察してみる。

続いたら、

「なんで続いているんだろう?」

続かなかったら、

「何が嫌だったんだろう?」

と振り返る。

そうやって、自分の「続く条件」を見つけていくんです。

選ぶためには「基準」が必要

ここで大事になってくるのが、

「選ぶ」こと。

私は最近、「自分で選ぶこと」がすごく大事だとお伝えしています。

でも、選ぶためには基準が必要です。

例えば、友達とランチをするとします。

誰が来るのか分からなければ、お店を選ぶのって難しいですよね。

でも、

「小さな子どもがいる友達が来る」

と分かれば、

「個室がいいかな」

と条件を絞れます。

「住んでいる場所がバラバラ」

なら、

「みんなの中間地点にしよう」

とエリアを絞れる。

「この時間なら来やすい」

ということが分かれば、時間も決められる。

つまり、

条件が分かるから、選べる。

自分自身についても同じです。

自分が何を嫌だと思うのか。

何なら楽しいのか。

何をすると気分が上がるのか。

どんな環境なら動きやすいのか。

それが分からなければ、自分に合うものを選ぶことはできません。

だからこそ、

振り返りが必要なんです。

失敗が怖くなくなる

この考え方をするようになると、ちょっと面白いことが起こります。

「失敗したらどうしよう」

という感覚が、だんだん薄くなってくるんです。

なぜなら、うまくいかなかったことも全部「データ」になるから。

ジムが続かなかった。

それもデータ。

「いつでも行ける」は私には合わなかった。

それもデータ。

「淡々と一人でやるのは、あまり気分が上がらない」

それもデータ。

じゃあ次は、それを避けて選べばいい。

失敗ではなく、

「次の選択のための材料が増えた」

ということになります。

そうすると、行動すること自体が怖くなくなってきます。

そして、行動して、振り返って、また選ぶ。

このサイクルが早い人ほど、自分に合うものを見つけるのも早い。

結果的に、次のステージへ進むのも早くなります。

毎日の振り返りは、数分でいい

「振り返りが大事なのは分かったけど、毎日手帳にちゃんと書くなんて無理!」

という方もいると思います。

大丈夫です。

お風呂の中でもいい。

寝る前に少し考えるだけでもいい。

「今日、なんかいい感じだったな。なんでだろう?」

「今日、あのときめちゃくちゃイライラしたな。なんでだろう?」

そんなところから始めてみてください。

原因が分かれば、

「私、このパターンだとイライラするんだ」

「じゃあ次は、ちょっとやり方を変えてみよう」

と、次の行動につながります。

「今日、全然ダメだったな」

で一日を終えるのか。

「今日はうまくいかなかった。でも次はこうしてみよう」

で終えるのか。

この違いは、結構大きいと思います。

振り返ると、一日の終わりの気分も変わる

私自身、最近「1日のログを取る」ということにかなり力を入れています。

これをちゃんとやるようになってから、

1日の終わりの気分が、ものすごく良くなりました。

「今日も何もできなかった」

ではなく、

「今日はこれができた」

「これはうまくいかなかったけど、次はこうしてみよう」

と、自分の一日をちゃんと受け取れるようになったからだと思います。

振り返りは、ただ反省するためのものではありません。

自分を知るため。
次の選択をするため。
そして、自分の人生を少しずつ自分に合うものへ変えていくため。

そんなものなんじゃないかなと思っています。

振り返りを「続ける仕組み」も大切

ちなみに、私がこの振り返りを習慣にできるようになったのは、タイムコーディネート手帳の存在も大きかったです。

私が使っているタイムコーディネート手帳には、1週間の終わりに「成果・改善」を振り返る項目があります。

「ちゃんと書かなきゃ」

と思わなくて大丈夫。

そのページを開いて、

「今週どうだったかな?」

と考えるだけでもいい。

今まで振り返りをしていなかった人なら、週に一度でも「自分の一週間を振り返る時間」を持つだけで、かなり変わると思います。

習慣って、いきなり完璧に毎日やろうとすると続きません。

だからこそ、

「振り返ること」自体を、無理なく続けられる仕組みにしておく。

これも、続けるために必要なことだと思っています。

※手帳の詳細は、画像をクリックすると見られます↓

「やって、振り返って、また選ぶ」を半年間かけて

そして今日の夜20時から、私の長期講座「ELA(Enjoy Life Academy)」の募集をスタートします。

(メルマガのご案内は、記事の一番下にございます)

ELAでは、片付けをただ「手を動かして終わり」にするのではなく、

行動計画を立てる
→ 実際にやってみる
→ 振り返る
→ 次の行動を決める

というサイクルを、半年間かけて一緒につくっていきます。

片付けって、実は「捨てる・しまう」だけではありません。

「なぜ捨てられないのか」

「なぜ片付けてもリバウンドするのか」

「家族が片付けてくれないのはなぜなのか」

そこには、自分の思い込みや家族との関係、時間の使い方など、いろいろなものが関わっています。

だからこそ、

「片付けなきゃ」

だけで終わらせず、

自分に合う暮らし方を、自分で選べるようになる。

そのために、行動して、振り返って、自分のデータを集めていきます。

続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。

もしかしたらまだ、

「自分が続けられる条件」を知らないだけ。

だから、まずやってみる。

そして振り返る。

「嫌だった」も、「楽しかった」も、「面倒だった」も、全部データ。

そのデータをもとに、次を選ぶ。

そうやって少しずつ、

「自分に合う選択」ができるようになっていけばいい。

続けるために必要なのは、もっと頑張ることではなく、

自分を知るために、振り返ること。

ぜひ今日から、数分だけでも始めてみてくださいね。

この記事を書いた人

井野ともみ

千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー

タイムコーディネーター

モノの整理×時間の整理で
人生を選んでいく暮らしについて発信中です。

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