「効率化」しているのに余裕がない。その原因、“やる量”かもしれません

「もっと効率よくできたら、時間ができるのに」

そう思ったことはありませんか?

先日、大学3年生の娘と話していた時のことです。

娘は学校の課題に加え、課外活動にも積極的に参加しています。

もともと何事にも一生懸命なタイプなので、気づけば予定はびっしり。

そんな娘がぽつりと言いました。

「私、効率悪いのかな……」

その言葉を聞いて、私はタイムコーディネーターとしてあることを感じました。

それは、

今の娘に必要なのは、効率化ではない

ということです。

効率化で増える時間には限界がある

私は時短や効率化そのものを否定しているわけではありません。

便利な家電も好きですし、仕組み化も大事だと思っています。

ただ、効率化で生み出せる時間には限界があります。

洗濯を5分短縮する。

買い物を10分短縮する。

もちろん積み重なれば効果はあります。

でも、本当に忙しくて苦しい時というのは、

そんな数分の積み重ねでは解決できないことが多いのです。

娘の場合もそうでした。

効率が悪いわけではない。

単純に抱えている量が多すぎる。

しかも、そのほとんどを自分一人でやろうとしていました。

本当に必要なのは「どうやるか」ではなく「何をやめるか」

話を聞いていると、娘は人に頼るのが少し苦手。

……そのあたりは私に似たのかもしれません。笑

でも実際には、周りの友達は「手伝うよ」「頼っていいよ」というサインを出していました。

そこで娘には、

「自分しかできないことに集中した方がいいよ」

と伝えました。

全部やろうとするのではなく、

誰かに頼めることは頼る。

やらなくても問題ないことは手放す。

それだけでも、心の余裕は大きく変わります。

私たちはつい、

「どうやって全部やるか」

を考えがちです。

でも、本当に必要なのは

「何をやめるか」

を考えることなのかもしれません。

実は片付けも同じです

これ、時間管理だけの話ではありません。

片付けでも全く同じことが起こります。

収納を見ると、

「どうやったらもっと入るだろう」

「空間を無駄なく使いたい」

と考える方は多いです。

でも、収納は100%使い切ると途端に使いづらくなります。

出しにくい。

しまいにくい。

管理しにくい。

結果として散らかる。

整理収納アドバイザーの世界では、収納は8割程度が理想と言われています。

なぜなら、余白がある方が使いやすいから。

つまり大事なのは、

いかに詰め込むかではなく、いかに余白を残すか

なのです。

余白は「無駄」ではない

私は余白には大きな価値があると思っています。

部屋に空間があるから、子どもはレゴを広げられる。

お絵描きができる。

プラレールを組める。

大人も同じです。

時間に余白があるから、新しい趣味に挑戦できる。

ゆっくり本が読める。

海を眺めたり、ぼーっとしたりできる。

一見すると無駄に見える時間かもしれません。

でも、その時間があるからこそリフレッシュできたり、新しいアイディアが生まれたりするのです。

効率だけを追いかけている時は、実は考える余裕すら失ってしまいます。

まとめ

「もっと効率よく」

そう考えること自体は悪いことではありません。

でも、もし今あなたが

頑張っているのに余裕がない。

効率化しているのに苦しい。

そんな状態なら、

効率化より先に考えた方がいいことがあります。

それは、

何を手放せるだろう?

という視点です。

時間も空間も同じ。

詰め込むほど苦しくなり、

余白があるほど心地よくなる。

効率化よりも先に、手放すこと。

その方が、暮らしも時間もずっとラクになるのかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


この記事を書いた人

井野ともみ

千葉県野田市在住
整理収納アドバイザー

タイムコーディネーター

モノの整理×時間の整理で
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